相渡・相渉(読み)あいわたる

精選版 日本国語大辞典 「相渡・相渉」の意味・読み・例文・類語

あい‐わた・る あひ‥【相渡・相渉】

〘自ラ五(四)〙 (「あい」は接頭語)
① 互いに通じる。通い合う。かかわり合う。
※梵舜本沙石集(1283)二「念仏真言は大概風情あひわたり、義門互に相資して」
② 「わたる」の改まった言い方。関係を持つ。つながる。
頼襄を論ず(1893)〈山路愛山〉「華麗の辞、美妙の文、幾百巻を遺して天地間に止るも、人生に相渉らずんば是も亦空の空なるのみ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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