美妙(読み)ビミョウ

デジタル大辞泉 「美妙」の意味・読み・例文・類語


み‐みょう〔‐メウ〕【美妙】

[名・形動]何とも言い表せないほど美しく、すぐれていること。また、そのさま。びみょう。
美術家の望む所は、偏えに―の感覚を与えて人を娯ましめんと」〈逍遥小説神髄

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精選版 日本国語大辞典 「美妙」の意味・読み・例文・類語

び‐みょう‥メウ【美妙】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 何とも言い表わせないほど、美しくすぐれていること。また、そのさま。みみょう。
    1. [初出の実例]「誰か此景色を見て一種無比の感情を発せざるものあらん。斯の如き感情を美妙の情緒と云ふなり」(出典:教育学(1882)〈伊沢修二〉三)
    2. [その他の文献]〔人物志‐八観〕

み‐みょう‥メウ【美妙】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「み」は「美」の呉音 ) 言い表わせないほど美しくすぐれていること。また、そのさま。びみょう。
    1. [初出の実例]「美術家の望む所は偏に美妙(ミメウ)の感覚をあたへて人を娯ましめむとするにありて」(出典:小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉上)

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