相知遺跡(読み)あいちいせき

日本歴史地名大系 「相知遺跡」の解説

相知遺跡
あいちいせき

[現在地名]井川町西井川

吉野川南岸の河岸段丘上に位置する弥生時代以降の複合遺跡。平成八年(一九九六)・同九年に発掘調査が行われ、弥生中期・同後期、古墳時代後期、奈良時代、平安時代、鎌倉時代などの遺構約一千基が検出された。弥生時代の遺構では掘立柱建物跡が一棟確認されており、東に隣接する井出上いでのうえ遺跡よりも若干さかのぼる後期前半の年代が与えられる。各年代の遺構のなかで最も注目されるのは奈良時代の遺構である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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