西井川村(読み)にしいのかわむら

日本歴史地名大系 「西井川村」の解説

西井川村
にしいのかわむら

[現在地名]井川町西井川にしいかわ里川さとがわ

吉野川南岸に位置し、東は東井川村、西は池田いけだ(現池田町)伊予街道が通る。西井ノ川村などとも記す。もとは東井川村と一村で、井川村と称されたが、近世初期に分村した。天和二年(一六八二)の蔵入高村付帳に西井川村とみえ、蔵入高三五二石余。宝暦一一年(一七六一)の巡見村々指出(三好郡志)では高七五九石余・物成二八〇石余、家数一五〇・人数六〇四、社三、牛七一・馬三、庄屋は宇作。「阿波志」によれば土田等級は中下、陸田一〇〇分の五五、水田一〇〇分の四五、反別七三町一反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android