相見香雨(読み)アイミ コウウ

20世紀日本人名事典 「相見香雨」の解説

相見 香雨
アイミ コウウ

大正・昭和期の美術史学者



生年
明治7年12月1日(1874年)

没年
昭和45(1970)年6月28日

出生地
島根県松江市

本名
相見 繁一

学歴〔年〕
東京専門学校(現・早稲田大学)卒

主な受賞名〔年〕
紫綬褒章〔昭和36年〕

経歴
松江新報の編集従事。明治40年「東洋美術大観」の編さんに携わり、古美術の研究に入った。43〜大正元年ロンドン、パリに留学、帰国後審美書院の事実上の責任者となり、「群芳清玩」などを刊行。昭和元年日本美術協会に入り、美術品収録に従事。27年文化財保護委員会美術工芸部門専門審議会委員となった。36年美術史学研究の功績で紫綬褒章を受章した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「相見香雨」の解説

相見香雨 あいみ-こうう

1874-1970 明治-昭和時代の美術史学者。
明治7年12月1日生まれ。40年大村西崖(せいがい)の「東洋美術大観」編集に参加。大正15年から日本美術協会で美術品の収録作業をすすめる。昭和27年文化財保護委員会専門審議会委員。昭和45年6月28日死去。95歳。島根県出身。東京専門学校(現早大)卒。本名は繁一。著作に「群芳清玩」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android