省力投資(読み)しょうりょくとうし

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「省力投資」の意味・わかりやすい解説

省力投資
しょうりょくとうし

人手を省いて労働力を節約した操業ができるようにするための設備投資のこと。労働力の不足が一般経済情勢として進展するにつれて労賃コストが高くなるので,これを節約することが操業計画上も,採算やコスト管理上も必要になるため,急速に注目されはじめた。いわゆる機械化一般が省力化の効果をもってはいるが,特にそのねらいの強いものをさしていう。商品や原材料輸送コンベヤを活用するとか,商品販売に自動販売機を用いるとか,製品包装,袋詰めなどを人手によらず自動化するなどがその例。事務部門,管理部門の機械化についても省力投資が推進されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android