真宗大谷派名古屋別院(読み)しんしゆうおおたにはなごやべついん

日本歴史地名大系 「真宗大谷派名古屋別院」の解説

真宗大谷派名古屋別院
しんしゆうおおたにはなごやべついん

[現在地名]中区橘二丁目

名古屋御坊・東本願寺掛所・東本願寺本坊の別称がある。本尊阿弥陀如来。元禄三年(一六九〇)七月二三日に藩主より許可を得て、ふくろ町の泉竜せんりゆう寺を名古屋御坊と称し、本山堂衆の交代輪番となった。二代藩主徳川光友から当時北原きたはら新田とよばれていた古渡ふるわたり城跡地一万坪を境内にと寄付を受けた。同五年当地に礎築を始め、同一五年落慶入仏(尾張志)

文化二年(一八〇五)一〇月一五日、本堂再建の斧始式があり、祝賀に白強飯を参詣の数万人に配った。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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