真白(読み)マシロ

デジタル大辞泉 「真白」の意味・読み・例文・類語

ま‐しろ【真白】

[名・形動]まっしろ」に同じ。
「―な手の戦くのが、雪の乱るるようであった」〈鏡花婦系図

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精選版 日本国語大辞典 「真白」の意味・読み・例文・類語

まっ‐しろ【真白】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. まったく白いこと。また、そのさま。純白。ましろ。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「ぐゎいを破たれば、中にまっ白な玉の様な実があるぞ」(出典:両足院本山谷抄(1500頃)八)
  3. かくすことなく、ありのままであるさま。明らかであるさま。また、あらわなさま。明白。
    1. [初出の実例]「此重忠があらんず程はふっつと叶まじいと、まっ白にいはれ申」(出典:幸若・景清(室町末‐近世初)上)

ま‐しろ【真白】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) まったく白いこと。また、その色。純白。まっしろ。
    1. [初出の実例]「田児の浦ゆうち出でて見れば真白(ましろ)にそ不尽高嶺に雪は降りける」(出典万葉集(8C後)三・三一八)

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