戦く(読み)オノノク

デジタル大辞泉 「戦く」の意味・読み・例文・類語

おのの・く〔をののく〕【戦く/慄く】

[動カ五(四)]恐ろしさ・寒さ・興奮などのために、からだや手足が震える。わななく。「恐怖に―・く」「期待に―・く」
[類語]震え上がるわななく震える戦慄震え身震い武者震い胴震い震駭不安考え事思案物思い心配気疲れ気苦労心痛心労懸念恐れ憂慮取り越し苦労杞憂悲観恐れる危惧きぐ危懼きく疑懼ぎく胸騒ぎ気がかり心がかり不安心心細い心許こころもとない憂い気遣いわずら怖い危なっかしいおぼつかない頼り無い動揺心騒ぎ煩慮憂惧ゆうぐ憂懼ゆうく憂い事気遣わしい痛心鬼胎ひやひやはらはらどきどきおどおどあぶなあぶな恐る恐るこわごわおっかなびっくりおじおじおずおずびくびくこわがる臆するおびえるびくつくおじるおじける恐怖恐れをなす悪びれる案ずる気が気でないそぞろ足が地につかない気が揉める居ても立ってもいられない矢も楯もたまらない居たたまれない生きた心地もしない気になる気に病む恐れおののく

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精選版 日本国語大辞典 「戦く」の意味・読み・例文・類語

おのの・くをののく【戦・戦慄】

  1. 〘 自動詞 カ行五(四) 〙 恐れてふるえる。わななく。戦慄(せんりつ)する。
    1. [初出の実例]「聞く者(ひと)皆傷(いた)み、悼(ヲノノキ)、悲しび歎き苦しむこと裁(おさ)ふること難かりき」(出典:西大寺本金光明最勝王経平安初期点(830頃)一〇)

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