真興 しんごう
934-1004 平安時代中期の僧。
承平(じょうへい)4年生まれ。法相(ほっそう)宗,真言宗。興福寺の仲算(ちゅうざん)に法相を,吉野山の仁賀(にんが)に密教をまなぶ。大和壺坂寺,のち子島(こじま)寺にうつり子島流(壺坂流)密教をひらく。藤原道長らの信任をうけ,権少僧都(ごんのしょうそうず)となる。寛弘(かんこう)元年10月14/23日死去。71歳。河内(かわち)(大阪府)出身。通称は子島先徳,子島僧都。著作に「唯識義私記」など。
出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
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