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真興 しんごう

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

真興 しんごう

934-1004 平安時代中期の僧。
承平(じょうへい)4年生まれ。法相(ほっそう)宗,真言宗。興福寺の仲算(ちゅうざん)に法相を,吉野山の仁賀(にんが)に密教をまなぶ。大和壺坂寺,のち子島(こじま)寺にうつり子島流(壺坂流)密教をひらく。藤原道長らの信任をうけ,権少僧都(ごんのしょうそうず)となる。寛弘(かんこう)元年10月14/23日死去。71歳。河内(かわち)(大阪府)出身。通称は子島先徳,子島僧都。著作に「唯識義私記」など。

出典|講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて | 情報 凡例

朝日日本歴史人物事典の解説

真興

没年:寛弘1.10.23(1004.12.7)
生年:承平5(935)
平安中期の南都の僧で子島流の祖。興福寺空晴,仲 算を師として剃髪,受戒し法相宗の研鑽に励む。その後,吉野山の仁賀に会い真言密教を学び,永観1(983)年には河内善成寺で灌頂を受ける。勧修寺の遍覚の弟子でもあったようである。学徳に優れていたこともあり維摩会,御斎会などの法会に関与しており,長保5(1003)年には維摩会講師を勤めている。また僧位,僧官も高く,同年には法橋,翌年には権少僧都に任ぜられている。永観年間(983~985)には山岳寺院である子島寺を再興し,境内に観覚寺を創建し密教の一派子島流を開いた。教学関係の著述も多く『唯識義』をはじめ分野は法相,天台,真言など多方面にわたる。弟子には利朝,祈親,清海,清範などがいる。<参考文献>追塩千尋「子島寺真興の宗教的環境」(『仏教史学研究』14巻2号)

(追塩千尋)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について | 情報

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