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仲算 ちゅうざん

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

仲算 ちゅうざん

935-976 平安時代中期の僧。
承平(じょうへい)5年生まれ。法相(ほっそう)宗。奈良興福寺(こうふくじ)喜多院の空晴(くうせい)にまなぶ。応和3年応和の宗論の際,延暦(えんりゃく)寺の良源を論破し,法相宗南都六宗の長官となった。天延元年西大寺別当。貞元(じょうげん)元年10月19日死去。42歳。通称は松室先徳。著作に「法華経釈文」「法華経略頌」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典の解説

仲算

生年:生没年不詳
平安中期の法相宗の僧。興福寺空晴を師として天慶9(946)年に法相宗の修行に入る。応和3(963)年の応和の宗論では,南都側の代表として天台の良源を屈服させる。その後,熊野那智山に赴くが,そのとき安和2(969)年に死去したとも伝えられる。康保2(965)年,村上天皇40歳宝算奉賀の際詠んだ歌が『拾遺和歌集』巻5に収められている。説話の世界でも著名で,のちに神仙の境地を得た稚児を寵愛したという『本朝神仙伝』にみられる仲算伝を原型として,中世の説話に多く登場する。

(追塩千尋)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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