デジタル大辞泉 「承平」の意味・読み・例文・類語 じょうへい【承平】 《「しょうへい」とも》平安前期、朱雀すざく天皇の時の年号。931年4月26日~938年5月22日。 しょうへい【承平】 ⇒じょうへい(承平) 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「承平」の意味・読み・例文・類語 しょう‐へい【承平】 [ 1 ] ( 太平を承(う)くの意 ) 平和の続くこと。[初出の実例]「承平無事暦、数採二警衛旗一」(出典:本朝文粋(1060頃)一・見二毛〈源英明〉)[その他の文献]〔欧陽玄‐送振先宗丈帰祖庭詩〕[ 2 ] ( 「じょうへい」とも ) 朱雀天皇の代の年号。延長九年(九三一)四月二六日に前年の天皇即位により改元。承平八年(九三八)五月二二日に天慶(てんぎょう)元年となる。摂政は藤原忠平。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「承平」の読み・字形・画数・意味 【承平】しようへい 太平がつづく。〔漢書、食貨志上〕今、累世承にして、豪富の民、(し)(財)數鉅(きよまん)、而しては(いよいよ)困(くる)しむ。字通「承」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
日本の元号がわかる事典 「承平」の解説 じょうへい【承平】 日本の元号(年号)。平安時代の931年から938年まで、朱雀(すざく)天皇の代の元号。前元号は延長(えんちょう)。次元号は天慶(てんぎょう)。931年(延長9)4月26日改元。朱雀天皇の即位にともない行われた(代始改元)。935年(承平5)、平将門(まさかど)が、亡父良将の遺領をめぐる伯父の平国香(くにか)との紛争の末、国香を殺害するという事件が起こった。この事件をきっかけに、関東に大規模な騒乱(平将門の乱)が起こった。乱は、940年(天慶3)に将門が敗死するまで続いた。ほぼ時を同じくして、瀬戸内の海賊衆を率いた藤原純友(すみとも)による、近畿から四国・北九州にわたるな反乱が勃発した(藤原純友の乱)。この2つの乱は、承平と次の天慶年間にまたがる騒乱となったことから、「承平・天慶の乱」ともいわれる。◇「しょうへい」とも読む。 しょうへい【承平】 ⇒承平(じょうへい) 出典 講談社日本の元号がわかる事典について 情報