承平(読み)じょうへい

日本の元号がわかる事典「承平」の解説

じょうへい【承平】

日本の元号年号)。平安時代の931年から938年まで、朱雀(すざく)天皇の代の元号。前元号は延長(えんちょう)。次元号は天慶(てんぎょう)。931年(延長9)4月26日改元。朱雀天皇即位にともない行われた(代始改元)。935年(承平5)、平将門(まさかど)が、亡父良将の遺領をめぐる伯父平国香(くにか)との紛争の末、国香を殺害するという事件が起こった。この事件をきっかけに、関東に大規模な騒乱平将門の乱)が起こった。乱は、940年(天慶3)に将門が死するまで続いた。ほぼ時を同じくして、瀬戸内海賊衆を率いた藤原純友(すみとも)による、近畿から四国・北九州にわたるな反乱が勃発した(藤原純友の乱)。この2つの乱は、承平と次の天慶年間にまたがる騒乱となったことから、「承平・天慶の乱」ともいわれる。◇「しょうへい」とも読む。

しょうへい【承平】

⇒承平(じょうへい)

出典 講談社日本の元号がわかる事典について 情報

精選版 日本国語大辞典「承平」の解説

しょう‐へい【承平】

[1] (太平を承(う)くの意) 平和の続くこと。
※本朝文粋(1060頃)一・見二毛〈源英明〉「承平無事暦、数採警衛旗」 〔欧陽玄‐送振先宗丈帰祖庭詩〕
[2] (「じょうへい」とも) 朱雀天皇の代の年号。延長九年(九三一)四月二六日に前年の天皇即位により改元。承平八年(九三八)五月二二日に天慶(てんぎょう)元年となる。摂政藤原忠平

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普及版 字通「承平」の解説

【承平】しようへい

太平がつづく。〔漢書、食貨志上〕今、累世承にして、豪富(し)()數鉅(きよまん)、而して(いよいよ)困(くる)しむ。

字通「承」の項目を見る

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