真野浜村
まのはまむら
[現在地名]大津市真野一―六丁目・今堅田三丁目
真野中村の東方、琵琶湖岸に立地する。中世は真野庄に属したとみられ、近世は真野四村の一つ。寛永石高帳では真野村のうち。元禄郷帳に村名がみえ、高三〇二石余で三上藩領(二五三石余)と旗本伊東領(四九石余)の相給。宝永元年(一七〇四)当村の問屋三人は、湖上船運用の丸子船を所有していなかったため堅田からの廻船に荷を積んでいたが、八〇石積の船の最大積載量を莚二千五〇枚とすることと取決め、堅田の船年寄に伝えている(居初文書)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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