眠峠(読み)ねむりとうげ

日本歴史地名大系 「眠峠」の解説

眠峠
ねむりとうげ

下生坂の雲根しもいくさかのくもね集落から筑北盆地の坂北村青柳あおやぎ麻績おみ地方に通じる道の峠。峠から麻績川沿岸の込地こみじに出、そこから東の麻績にも青柳にも通じた。江戸時代以前は断崖で通りにくかったため、この道が連絡路として使われた。

筑北と生坂谷は第三紀層の水成岩地帯で、岩殿いわどの山を中心に南北に伸びる小山脈によって分けられるが、両地域を結ぶ峠道は古くから開かれていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android