督学(読み)トクガク

デジタル大辞泉 「督学」の意味・読み・例文・類語

とく‐がく【督学】

学事を監督すること。また、その人。
明治5~10年(1872~77)文部省に置かれた督学局の職員文部卿指揮を受けた学事を監督した。

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精選版 日本国語大辞典 「督学」の意味・読み・例文・類語

とく‐がく【督学】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 学事を監督すること。また、その人。
    1. [初出の実例]「凡(およそ)府中は四大学区に分る、督学は只二人あり」(出典米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)
  3. 明治五~一〇年(一八七二‐七七)文部省におかれた督学局の職員で、文部卿の指揮を受けて学事を監督した奏任官。大督学・中督学・少督学の三等があった。

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