瞑る(読み)ツブル

デジタル大辞泉 「瞑る」の意味・読み・例文・類語

つぶ・る【×瞑る】

[動ラ五(四)]
まぶたを閉じる。つむる。「目を―・って考える」
見て見ぬふりをする。「失敗に目を―・る」
[可能]つぶれる
[類語]瞑目つむる

つむ・る【×瞑る】

[動ラ五(四)]目を閉じる。つぶる。「目を―・る」
[可能]つむれる
[類語]瞑目つぶる

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精選版 日本国語大辞典 「瞑る」の意味・読み・例文・類語

つむ・る【瞑】

  1. 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 目をふさぐ。閉じる。つぶる。
    1. [初出の実例]「呼吸もつかずに目を瞑(ツム)る」(出典:雲は天才である(1906)〈石川啄木〉二)
  3. 口を閉じる。つぐむ。
    1. [初出の実例]「その労働者は口をつむんでしまった」(出典:一九二八・三・一五(1928)〈小林多喜二〉七)

つぶ・る【瞑】

  1. 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙 目や口をふさぐ。閉じる。つむる。
    1. [初出の実例]「壁に向ふて眼をつぶる」(出典:置炬燵(1890)〈斎藤緑雨〉中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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