矢出沢川(読み)やでさわがわ

日本歴史地名大系 「矢出沢川」の解説

矢出沢川
やでさわがわ

東太郎ひがしたろう山南東側山麓の金剛寺こんごうじ村小字大古場おおこばの谷に源を発し、金剛寺の東に深い谷をつくって米山こめやま城の西を南下し、横山よこやまで西に向きを変え、長島ながしま村の南を流れて堀越堰ほりこしせぎを合わせ、房山ぼうやま村で太郎山より流れ出る黄金沢こがねざわ川を合わせ、更に西流し城下町のやなぎ町地籍で、南より流れてきた蛭沢ひるさわ川を合わせ、西脇にしわき村、諏訪部すわべ村の境で南に屈曲し、千曲川に合流している。沿岸の村々の田用水となっている。全長およそ七キロ。

「小県郡年表」に所載の天正年間(一五七三―九二)のものと推定されている上田古図に、西脇の西側を北より南へ流れる川に「やて沢」と記され、千曲川に合流している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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