矢彦神社(読み)やひこじんじや

日本歴史地名大系 「矢彦神社」の解説

矢彦神社
やひこじんじや

[現在地名]辰野町大字小野 矢彦沢

小野盆地の中央、現塩尻しおじり北小野矢彦沢きたおのやひこざわに、現辰野町小野の飛地として塩尻市北小野の小野神社と同じ社叢に鎮座する。祭神は大己貴命・事代主命・健御名方命・八坂刀売命その他多くの神々で、例祭日は毎年八朔と定め「田ノ実祭」と称した。また新宮を造営し、正遷宮祭と御柱祭とが七年ごとの式年祭と定められ、その宮材は古来木曾の山林から出材されてきた(矢彦神社社伝)。そして高遠たかとお藩からは一四ヵ村の公役として人足五〇〇人が出され、公儀よりの祭料も寄進された。

創立年代は未詳であるが、縁起は古く、信濃二ノ宮と称され、永禄一〇年(一五六七)八月の仁科盛政起請文(生島足島神社文書)には「小野南北大明神」ともみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む