20世紀日本人名事典 「矢沢弦月」の解説
矢沢 弦月
ヤザワ ゲンゲツ
大正・昭和期の日本画家
- 生年
- 明治19(1886)年4月
- 没年
- 昭和27(1952)年11月26日
- 出生地
- 長野県上諏訪
- 本名
- 矢沢 貞則
- 学歴〔年〕
- 東京美術学校〔明治44年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 文展褒章(第7回)〔大正2年〕「熟果」,帝展特選(第1回)〔大正8年〕「朝陽」
- 経歴
- 久保田米僊、寺崎広業に師事。美校卒後松屋百貨店意匠部に務めながら作画、大正2年第7回文展褒章で画壇に出た。以来官展系作家として帝展、日展審査員4回、昭和25年日展参事となり、川崎小虎、蔦谷竜岬らと「霜天会」を創立した。この間4年には文部省在外研究調査員として欧州留学、また美校、東京女子高師各講師、日本美術学校教授などを歴任。他の代表作に「山湯初夏」「糸雨」「水圏戯」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報