矢田遺跡(読み)やたいせき

日本歴史地名大系 「矢田遺跡」の解説

矢田遺跡
やたいせき

[現在地名]七尾市矢田町・万行町

七尾南湾岸から近い沖積地に立地する。昭和六〇年(一九八五)圃場整備事業に伴い発掘調査を実施。弥生時代後期後半、古墳時代奈良平安時代にわたる複合集落遺跡で、おもな検出遺構に旧河道・溝・土坑や竪穴住居跡の一部があり、出土品には各時代の土器類多数があったが、とくに注目された遺物に奈良・平安時代に属する人形馬形下駄・箸状などの木製品があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む