矢田部・ギルフォード性格検査(読み)やたべギルフォードせいかくけんさ

百科事典マイペディアの解説

矢田部・ギルフォード性格検査【やたべギルフォードせいかくけんさ】

米国の心理学者ギルフォードらが考案した〈人格目録〉を,日本の心理学者矢田部達郎らが日本人用にアレンジした性格テスト。質問紙形式による。略して〈YG性格検査〉とも呼ばれる。 ギルフォードらは,人間の性格は状況や時間に関係なく一貫した行動特性をもつという立場たち因子分析手法をもとに性格検査を作成した。 YG性格検査では,抑鬱(よくうつ),気分の変化,劣等感神経質,客観的,協調的,攻撃的,活動的,のんき,思考的内向,服従的,社会的内向の12の特性(尺度)によって性格を測定する。テスト自体は,12の特性ごとに10問ずつ,計120問の質問項目によって構成される。判定は,検査結果によって5段階得点を求め,さらにプロフィールを作成して,A型=平均型,B型=右寄り型(不安定不適応積極型),C型=左寄り型(安定適応消極型),D型=左下がり型(安定積極型),E型=右下がり型(不安定不適応消極型)の5類型に分ける。 実施方法が簡単で,信頼性も確認されているため,心理臨床や教育・企業の現場などで幅広く利用されている。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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