矢知村(読み)やちむら

日本歴史地名大系 「矢知村」の解説

矢知村
やちむら

[現在地名]御津町矢知

南は寺部てらべ村と山境、西は平岡西ひらおかにし村に接する。古くは野知村と書いたというが(備陽国誌)、寛永備前国絵図では矢知村とあり、高三五三石余。正保郷帳には「草山小、日損中」とある。「備陽記」には田畑二二町九反余、家数五一・人数三七〇、池五。文化年間の「岡山藩領手鑑」では、田高二五二石余・一五町四反余、畑高六三石余・六町七反余。直高五八六石余で、うち一三七石余は蔵入、残りは服部頼母ほか五名の給地。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android