矢野地蔵(読み)やのじぞう

日本歴史地名大系 「矢野地蔵」の解説

矢野地蔵
やのじぞう

[現在地名]松前町筒井

旧松前城門の礎石の上に小祠があり地蔵が祀られている。慶長七年(一六〇二)松山へ移城に際し、主君加藤嘉明の命を受けた家臣矢野某が人夫を督して城門取崩し中、棟木を吊り上げた綱が切れて矢野某は棟木の下敷きとなって死んだ。以来夜中にそこを通ると、「だれだ」と近隣に響く大声でよびかけられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 縁日 異変

日本の年中行事。年末に天井や壁にたまった煤を取除き大掃除をすること。近年は正月休みに入る 12月 29日とか 30日が多いが,伝統的には 12月 13日に行なった。この日は正月を迎えるための準備を開始...

煤払いの用語解説を読む