日本歴史地名大系 「知内川」の解説 知内川しりうちがわ 北海道:渡島支庁知内川渡島半島南西部にある大千軒(だいせんげん)岳(一〇七一・六メートル)に源を発し、福島(ふくしま)町千軒で大きく蛇行して知内町に入り、東流しながら平野部を抜け、市街地付近で津軽海峡に注ぐ。二級河川、流路延長三四・七キロ(うち指定区間二一・四キロ)。流域面積二二〇・七平方キロ。支流には住(すみ)川・綱配(つなはい)川・湯(ゆ)の川・ツラツラ川・コモナイ川・ミナゴヤ川・チリチリ川・出石(いです)川・馬橋(うまばし)川・頃内(ころない)川などがある。上流部の千軒付近の川岸や川底は新第三紀の厚沢部層の砂質泥岩を見ることができる。砂質泥岩層の中に、丸みを帯びた大きいものでは二メートルもある砂粒や化石を核にして、珪酸分や石灰が集まってできたノジュール(団塊)とよばれる塊が含まれている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by