字通「三」の項目を見る。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…また物質的原理はプラクリティprakṛtiまたはプラダーナpradhāna(〈自性〉)と呼ばれ,唯一の実体であって,永遠で活動性をもち,非精神的な質量因である。物質的原理は三つの構成要素トリグナtriguṇa(〈三徳〉)から成る。その三つとはサットバsattva(〈純質〉),ラジャスrajas(〈激質〉),タマスtamas(〈翳質〉)で,それぞれかかわりあって存在する。…
…〈とんぼを返る〉という。三徳(さんとく),後返り(あとがえり),返り越し,返りっぱなし,返り立ち,返り込みなど各種あり(図),ほかにも《布引滝》の瀬尾の落入りなどで用いる平馬返り(へいまがえり)という特殊例もある。歌舞伎の〈とんぼ〉は京劇と性質を異にし,主役の演技を引き立てることを基本としている。…
… 貨幣経済の発達は金銭携行のための袋物を発達させ,江戸時代には早道(はやみち)(銭入れ,タバコ入れに用いる),胴乱,一つ提(さげ)(タバコ入れの一種で,きせる筒を離し,タバコ入れのみに緒などをつけた袋),藩札入れ,燕口(つばくらぐち)(口を開くとツバメの口のような形になる携帯用の袋)が用いられることになり,タバコの伝来に伴う喫煙の風習は半月,腰差,叭(かます),火の用心,袂落(たもとおとし)等のタバコ入れを生んだ。また,上下一般が鼻紙を用いるようになって懐中物の鼻紙袋ができ,これに鏡,ようじ,小銭を入れる仕掛けをつくって三徳ととなえ,女子の愛用するところとなり,筥迫(はこせこ)に近づいていった。胴乱は初めは鉄砲の玉入れであったが,のちタバコ入れや銭入れとなり,さらに明治初期からいろいろのものが入る鞄(かばん)に変わり,生活の洋風化に伴い折鞄となって普及していった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」