人徳(読み)ジントク

デジタル大辞泉 「人徳」の意味・読み・例文・類語

じん‐とく【人徳】

その人の身についている徳。にんとく。「人徳のある人」「人徳を慕う」

にん‐とく【人徳】

じんとく(人徳)

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精選版 日本国語大辞典 「人徳」の意味・読み・例文・類語

じん‐とく【人徳】

  1. 〘 名詞 〙 その人に備わっている徳。にんとく。
    1. [初出の実例]「天経在憶。人徳帰厚」(出典本朝文粋(1060頃)四・請諸節会等依旧不停踏歌菅原文時〉)
    2. 「『人徳ですかね』と高之は昂然として笑った」(出典:家族会議(1935)〈横光利一〉)
    3. [その他の文献]〔楚辞‐離騒〕

にん‐とく【人徳】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「にんどく」とも ) その人にそなわっている徳。じんとく。
    1. [初出の実例]「貧乏しても苦にせずに笑って居られるやうな人を、ああ、あの人はにんどく(人徳)やと云ひます」(出典:紺野機業場(1969)〈庄野潤三〉一四)

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