知社村(読み)ちしやむら

日本歴史地名大系 「知社村」の解説

知社村
ちしやむら

[現在地名]西粟倉村知社

筏津いかだつ村の西に延びる谷と、その水を集める知社川の流域が村域。北は影石かげいし塩谷しおだに、西は勝北しようぼく梶並東谷上かじなみひがしだにかみ(現勝田郡勝田町)正保郷帳に村名がみえ、田五五石余・畑二〇石。元禄一〇年(一六九七)美作国郡村高辻帳では改出高三九石余・開高三石余、村位は下。享保八年(一七二三)の書上帳(小松文書)によれば、高一〇石余の無地高があり、この耕地面積の不足分は慶長検地の際に実態より多く算定されたことによるものとみられ、実面積の測り直しが行われたのは寛文三年(一六六三)のいわゆる地検地においてであった。同年の地(同文書)では毛付高七七石余(田五八石九斗余・畑一八石二斗余)。寛政四年(一七九二)の美作国中領地分には「チヤシロ」と訓が付される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android