知解(読み)チカイ

精選版 日本国語大辞典 「知解」の意味・読み・例文・類語

ち‐かい【知解・智解】

  1. 〘 名詞 〙 知識の力でさとること。また、さとったもの。ちげ。
    1. [初出の実例]「尿屎散て、たぢたぢと立た孩児走(さう)よ何の知解が走ぞ」(出典:報恩録(1474)下)
    2. 「外国文学に対する知解の不完全といふやうな問題ではなく」(出典:風俗小説論(1950)〈中村光夫〉近代リアリズムの発生)
    3. [その他の文献]〔礼記疏‐学記〕

ち‐げ【知解・智解】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「げ」は「解」の呉音 ) 智慧による理解力。智慧によってさとること。ちかい。
    1. [初出の実例]「惣じて僧も俗も今の世を見るに、智解のむげにうせて学問と云ことをせぬなり」(出典:愚管抄(1220)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「知解」の読み・字形・画数・意味

【知解】ちかい

さとる。

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