知里ナミ(読み)チリ ナミ

20世紀日本人名事典 「知里ナミ」の解説

知里 ナミ
チリ ナミ

明治〜昭和期のアイヌ文化伝承者



生年
明治12(1879)年

没年
昭和39(1964)年5月30日

出生地
北海道幌別郡幌別村

旧姓(旧名)
金成

別名
アイヌ名=ノアカンテ,洗礼名=サロメ,別名=知里 波(チリ ナミ)

経歴
幼い時、英人ジョン・バチュラーのたてた函館の愛憐学校に学ぶ。のちアイヌの名門知里家の高吉と結婚。アイヌの民族誌伝承者として有名である。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「知里ナミ」の解説

知里ナミ ちり-ナミ

1879-1964 大正-昭和時代のアイヌ文化伝承者。
明治12年生まれ。金成(かんなり)マツの妹。知里幸恵(ゆきえ),高央(たかなか),真志保(ましほ)の母。アイヌの首長カンナリの娘。姉とともにイギリス人宣教師バチェラーが函館にひらいた愛隣学校でまなぶ。金田一(きんだいち)京助にアイヌ語生き字引と評された。昭和39年5月30日死去。85歳。北海道出身。アイヌ名はノカアンテ。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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