20世紀日本人名事典 「矩幸成」の解説
矩 幸成
カネ コウセイ
昭和期の彫刻家 金沢美術工芸大学名誉教授;日展評議員。
- 生年
- 明治36(1903)年9月28日
- 没年
- 昭和55(1980)年4月18日
- 出生地
- 石川県金沢市
- 学歴〔年〕
- 東京美術学校(現・東京芸術大学)彫刻科〔昭和3年〕卒,東京美術学校研究科修了
- 主な受賞名〔年〕
- 金沢市文化賞〔昭和36年〕,北国新聞社賞〔昭和36年〕,日展内閣総理大臣賞〔昭和44年〕
- 経歴
- 大正15年帝展に「女性」が初入選、昭和3年より北村西望に師事。11年文展招待展以後無鑑査出品し、36年日展審査員、37年会員、43年評議員となる。44年第1回改組日展に「昔日の影」を出品、内閣総理大臣賞を受賞。具象の人物画をよくした。この間26年金沢美術工芸大学教授となり、44年退官後名誉教授。また33年日彫会北陸支部結成以来部長をつとめ、47年より日本彫塑会監事を務めた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報