石井庄八(読み)イシイ ショウハチ

20世紀日本人名事典 「石井庄八」の解説

石井 庄八
イシイ ショウハチ

昭和期のレスリング選手 日本アマチュアレスリング協会常務理事。



生年
大正15(1926)年9月20日

没年
昭和55(1980)年1月4日

出身地
千葉県

学歴〔年〕
中央大学法学部卒

経歴
中学時代は柔道の選手だったが、戦後占領政策で禁止されてレスリングに転向。昭和26年全日本選手権優勝、アメリカ遠征でも23戦21勝1敗1分けの好成績を残す。27年日本が戦後のオリンピックに復帰したヘルシンキ五輪ではレスリング・バンタム級フリースタイルで優勝、全競技を通じて日本にただ一つの金メダルをもたらした。その後はコーチとして後進の指導に当たり、笹原正三ら数多くの名選手を育てた。オリンピック一筋の人生で、酒もたばこも麻雀も断ち、明けても暮れても猛練習の日々だった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「石井庄八」の解説

石井庄八 いしい-しょうはち

1926-1980 昭和時代のレスリング選手。
大正15年9月20日生まれ。昭和26年全日本選手権のバンタム級で優勝。翌年のヘルシンキ五輪でバンタム級フリースタイルで優勝,戦後日本初の金メダリストとなる。笹原正三ら後進をそだてた。昭和55年1月4日死去。53歳。千葉県出身。中央大卒。

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367日誕生日大事典 「石井庄八」の解説

石井 庄八 (いしい しょうはち)

生年月日:1926年9月20日
昭和時代のレスリング選手。日本アマチュアレスリング協会常務理事
1980年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の石井庄八の言及

【レスリング】より

…全日本選手権大会(フリースタイルのみ)は34年に始まり,ライト級の風間栄一をはじめ,川守田順一郎,秋田勇太郎らの選手が優勝した。 第2次世界大戦後,第15回ヘルシンキ・オリンピック大会(1952)では石井庄八(フリースタイル・バンタム級)が日本人初の金メダルを獲得したほか5名の選手全員が入賞,続く第16回メルボルン大会(1956)でも,笹原正三,池田三男がフリースタイルのフェザー級とウェルター級に優勝し,イラン,トルコに次いで総合3位の成績を残した。57年にはグレコローマンスタイルも導入され,第17回ローマ大会(1960)にはフリースタイル,グレコローマンスタイル両種目に選手団を送ったが惨敗。…

※「石井庄八」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」