石垣栽培(読み)イシガキサイバイ

デジタル大辞泉 「石垣栽培」の意味・読み・例文・類語

いしがき‐さいばい【石垣栽培】

丘陵の南斜面に石垣ブロックを組み、イチゴなどを植えて、石などの放射熱を利用して生長を促す栽培方法

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精選版 日本国語大辞典 「石垣栽培」の意味・読み・例文・類語

いしがき‐さいばい【石垣栽培】

  1. 〘 名詞 〙 丘陵の南斜面や、風あたりの少ない所に土を盛りあげてその南面に石やコンクリートブロックを積みあげ、イチゴなどを栽培する方法。石やブロックの太陽熱を吸収する力を利用し、その成熟を早める。

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世界大百科事典(旧版)内の石垣栽培の言及

【イチゴ(苺)】より

…日本での主産地は栃木県,福岡県など。石垣栽培は明治の末期ごろ,静岡県久能山の南西傾斜を利用し,玉石を使って始めたのがおこりで,その後栽培面積の増加によって作業に便利なコンクリート板が用いられた。この方法は冬季低温時に太陽熱を十分取り入れた栽培で,寒い間は障子やむしろをかけて保温した。…

※「石垣栽培」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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