石堂分(読み)いしどうぶん

日本歴史地名大系 「石堂分」の解説

石堂分
いしどうぶん

[現在地名]会津若松市石堂町・駅前町えきまえまち城北町じようほくまち中央ちゆうおう三丁目

若松城下の北部に接し、東は上河原かみかわら分、南は若松城下の糠塚ぬかづか町、西は赤岡あかおか分。若松城下の町分のうちで、西黒川にしくろかわに属した。貞治六年(一三六七)九月二日の沙弥義一寄進状案(新編会津風土記)によれば、「大会津石塔村内薬師堂堂ママ并半在家一宇田畠以下」が実相じつそう寺に寄進されている。「会津旧事雑考」によれば、「或記曰」として同年「石堂殿下向十文字合戦」と記され、「新編会津風土記」はこの石堂氏が住したかとする。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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