石川哲郎(読み)イシカワ テツロウ

20世紀日本人名事典 「石川哲郎」の解説

石川 哲郎
イシカワ テツロウ

大正・昭和期の法医学者 東北帝国大学名誉教授



生年
明治12(1879)年5月31日

没年
昭和38(1963)年5月1日

出生地
岩手県

学歴〔年〕
東京帝国大学医科大学〔明治39年〕卒

学位〔年〕
医学博士

主な受賞名〔年〕
勲二等

経歴
文部省開業試験付属病院で内科学を専攻した後、東京帝大助手となり、法医学教室で研究。大正6年東北帝大医科大学創設と同時に同講師、9年教授となり法医学講座担当。昭和4〜6年、14〜16年学部長を務める。その間、大正9〜11年と昭和11年に欧州留学、視察。16年定年退官して名誉教授となり、郷里で地域医療問題に尽力した。燐中毒、窒息の病態生理、免疫性細胞毒素による臓器の選択的障害などの研究で業績を残し、司法解剖、司法鑑定など法医学の近代化に貢献。勲二等に叙せられる。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「石川哲郎」の解説

石川哲郎 いしかわ-てつろう

1879-1963 大正-昭和時代の法医学者。
明治12年5月31日生まれ。大正9年東北帝大初代法医学教授となる。窒息の病態生理などの研究で知られ,法医学の近代化につくした。昭和38年5月1日死去。83歳。岩手県出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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