石川総雄(読み)イシカワ フサオ

20世紀日本人名事典 「石川総雄」の解説

石川 総雄
イシカワ フサオ

大正・昭和期の化学者 東北帝国大学名誉教授。



生年
明治22(1889)年12月2日

没年
昭和31(1956)年12月22日

出生地
京都

学歴〔年〕
京都帝国大学理工科大学〔大正3年〕卒

学位〔年〕
理学博士

主な受賞名〔年〕
日本化学会桜井褒賞〔昭和6年〕「無機化学反応の親和力に関する研究」

経歴
第五高等学校教授を経て大正13年東北帝大教授、同名誉教授。理化学研究所にも務めた。無機化学反応の熱力学的研究を系統的に行い、その理論化学化に貢献、昭和6年「無機化学反応の親和力に関する研究」で日本化学会桜井褒賞を受賞した。また化学平衡に関する正確な熱力学的数値の研究は、国際文献にも引用される。著書に「理論無機化学総論」「酸塩基の理論」「化学熱力学概論」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「石川総雄」の解説

石川総雄 いしかわ-ふさお

1889-1956 大正-昭和時代の化学者。
明治22年12月2日生まれ。五高教授,理化学研究所主任研究員をへて,大正13年東北帝大教授となる。無機化学の理論化につとめ,化学平衡の熱力学的数値を算出し国際的評価をえた。昭和31年12月22日死去。67歳。京都出身。京都帝大卒。著作に「理論無機化学総論」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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