石本 権四郎(読み)イシモト ゴンシロウ

20世紀日本人名事典 「石本 権四郎」の解説

石本 権四郎
イシモト ゴンシロウ

明治〜昭和期の満蒙独立運動志士 満蒙独立運動の志士。



生年
明治13(1880)年9月15日

没年
昭和7(1932)年12月11日

出生地
高知県長岡郡岡豊村(現・南国市)

経歴
上京して杉浦重剛の称好塾や明治学院に学ぶ。日露戦争が起こると歩兵少尉として従軍、旅順攻撃で重傷を負う。戦後満州で様々な事業を経営していた兄・鏆太郎を助ける傍ら、特務機関員として蒙古王族やラマ僧などに接近して第2次満蒙独立運動に参加。また東シベリアに反革命政権を樹立したコサック軍人のセミョーノフの軍でも活躍した。満州事変勃発後、熱河問題解決のために同地に潜入しようとして中国軍便衣隊に銃殺された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報