石果(読み)セキカ

関連語 名詞

日本大百科全書(ニッポニカ) 「石果」の意味・わかりやすい解説

石果
せきか

多肉果一種で、核果ともいう。中果皮が多肉化し、内果皮細胞は石(せき)細胞となり、堅い核をつくる。この堅い核の中に種子がある。石果のうち、とくに小さいものを小石果(小核果)といい、キイチゴ果実は小石果が集まった集合果である。

吉田 治]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の石果の言及

【実】より

…アケビのように裂開するものもあるが,ふつうは裂開しない。内果皮が堅くならないものと堅くなるものがあり,前者を漿果(しようか)berry,後者を核果(石果)drupeとして分ける。漿果にはブドウ,レモン,メロン,バナナが,核果にはクワ,モモ,オリーブ,ココヤシがある。…

※「石果」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む