石梁(読み)セキリョウ

デジタル大辞泉 「石梁」の意味・読み・例文・類語

せき‐りょう〔‐リヤウ〕【石×梁】

石造りの橋。石橋。また、飛び石

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「石梁」の意味・読み・例文・類語

せき‐りょう‥リャウ【石梁】

  1. 〘 名詞 〙 石で造った橋。石橋。また、飛び石。
    1. [初出の実例]「松嶠煙深迷晩暮、石梁霜滑倦嵯峨」(出典本朝麗藻(1010か)下・過秋山〈具平親王〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「石梁」の読み・字形・画数・意味

【石梁】せきりよう

とび石。

字通「石」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の石梁の言及

【千塚】より

…もとは和歌山市岩橋,西和佐,鳴神にある前山・大日山・大谷山古墳群を岩橋千塚と呼んだが,いまは隣接する花山・井辺・寺内古墳群をふくめて,東西3km,南北2.5kmの範囲にあって,円墳を主とし前方後円墳,方墳をまじえる600余基を,岩橋千塚と総称するようになった。岩橋千塚を有名にしたのは,結晶片岩を平積みにして構築した横穴式石室の特異な構造で,奥壁から突出した石棚は他の地方にもあるが,左右両側壁の間に架け渡した石梁の存在は他に類を見ない。この種の横穴式石室は,岩橋千塚のなかで丘陵の最高部を占めた天王塚古墳(全長86m),大日山35号墳(73m),大谷山22号墳(63m),将軍塚古墳(42.5m)などの比較的大型の前方後円墳にも用いているので,5世紀末から6世紀前葉にかけて流行し,それがこの千塚の最盛期であったことを教えている。…

※「石梁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android