石榑下村(読み)いしぐれしもむら

日本歴史地名大系 「石榑下村」の解説

石榑下村
いしぐれしもむら

[現在地名]大安町石榑下

石榑東いしぐれひがし村の東に位置し、集落のすぐ北を源太げんた川が流れる。当村内の上三井かみみいは、天平一六年(七四四)大安寺(現奈良市)に施入された「阿刀野百町」の四至のうち「東百姓墾田御井」(「大安寺伽藍縁起并流記資材帳」奈良市正暦寺蔵)にあたるとの説がある。「神鳳鈔(新校群書類従本)に内宮領の「石榑御厨五十丁、白米(イ九斗)」がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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