石火の光(読み)セッカノヒカリ

デジタル大辞泉 「石火の光」の意味・読み・例文・類語

せっか‐の‐ひかり〔セキクワ‐〕【石火の光】

火打ち石を打つときに出る光。きわめて短い時間をたとえていう語。
老少不定の世の中は、―に異ならず」〈平家・一〇〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「石火の光」の意味・読み・例文・類語

せっか【石火】 の 光(ひかり)

  1. 火打ち石を打つ時におこる光。転じて、きわめて短い時間のたとえ。刹那(せつな)石火。石火の機。
    1. [初出の実例]「蝸牛の角の上に何事をか争ふ 石火の光の中に此の身を寄せたり〈白居易〉」(出典:和漢朗詠集(1018頃)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android