石見焼(読み)いわみやき

精選版 日本国語大辞典 「石見焼」の意味・読み・例文・類語

いわみ‐やきいはみ‥【石見焼】

  1. 〘 名詞 〙 島根県大田市邇摩郡江津市浜田市の三十余の陶器窯から産する日用粗陶器。宝暦年間(一七五一‐六四)に始まったとされる。

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事典 日本の地域ブランド・名産品 「石見焼」の解説

石見焼[陶磁]
いわみやき

中国地方、島根県の地域ブランド。
江津市・浜田市・大田市で製作されている。石見焼は、江戸時代中期から石見地方で焼かれている陶器の総称。特に、明治時代に量産された大はんどう(大水甕)は独特で、水道のなかった時代には水を貯蔵する生活用品として利用された。地元の都野津層の陶土を使い高温で焼成される。釉薬には来待釉や温泉津石などを使っているのが特徴。島根県ふるさと伝統工芸品。1994(平成6)年4月、通商産業大臣(現・経済産業大臣)によって国の伝統的工芸品に指定。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「石見焼」の解説

石見焼

島根県江津市を中心とした石見地方で生産される陶磁器の総称。18世紀中頃に始まったとされる。国指定伝統的工芸品。

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