石阪町(読み)いしざかちよう

日本歴史地名大系 「石阪町」の解説

石阪町
いしざかちよう

[現在地名]福井市西木田にしきだ三丁目

神宮寺じんぐうじ町の南に続く北陸街道沿いの町で、この地は往昔足羽あすわ山の山端を越える小峠であったが、結城秀康入国の際これを切崩して往還にしたという。

正徳三年(一七一三)町絵図出来の際調書(「福井市史」所収)には石阪町・石屋方いしやかた、東に入って石屋河原いしやかわら町がみえ、御黒印所持の石屋と石屋役四七軒の住む石屋町であった。石屋河原町の名は、石阪町の東裏側をかつて足羽川が流れていたためである。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android