日本歴史地名大系 「砂屋戸荒川館跡」の解説 砂屋戸荒川館跡さやどあらかわたてあと 福島県:いわき市旧平市地区上荒川村砂屋戸荒川館跡[現在地名]いわき市平上荒川 砂屋戸湯(ゆ)ノ岳付近より東に延びる丘陵が、幾つかの枝丘陵に分岐するが、そのうちの北から細長く南に延びる丘陵先端部に位置する。標高七二メートル、麓からの比高は約五〇メートルを測る。館主不詳。館下(たてした)・堀(ほり)ノ内(うち)などの地名が残り、地元では当丘陵地を天神館(てんじんたて)山とよぶ。東・西・南の三面は急傾斜をなし、南眼下には草木(くさき)川が、西側裾部にはそれに流入する小沢がみられる。昭和五九年(一九八四)発掘調査が行われた。遺構の平面構成は、大小の曲輪と数本の堀からなり、土塁は未確認。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by