砂沢村(読み)いさござわむら

日本歴史地名大系 「砂沢村」の解説

砂沢村
いさござわむら

[現在地名]日立市砂沢町

多賀山地丘陵東縁辺の標高一二〇―一五〇メートルに位置する山村。東は折笠おりかさ村・川尻かわじり村。多賀山地丘陵東縁上にツキヌキ遺跡堂の上どうのうえ遺跡・住の平すみのたいら遺跡など、縄文時代早期より古墳時代後期の遺跡が点在する。寛永一二年(一六三五)の水戸領郷高帳先高に「砂沢村」と記され、「水府志料」によると村の東西三〇町・南北二町余とあり、同一八年の検地帳(鈴木喜一家文書)には田一二町五反八畝二五歩、分米一二一・〇七四石、畠一一町五反四畝七歩、分米八〇・九五六石、屋敷一町一反二畝二三歩、分米一一・二七七石とあり、戸数七三であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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