砂部村
いさべむら
[現在地名]加古川市
東神吉町砂部 神吉村の南、加古川下流域西岸の沖積平野に位置する。文禄三年(一五九四)、当村の彦兵衛は垂井村(現小野市)の三郎右衛門とともに大門村(現社町)から洗川(西加古川)河口までの加古川を開削し舟を就航させた(正保三年「滝野川舟由来につき申上げ条々」阿江家文書)。当村は万治二年(一六五九)に升田堤が完成するまでは洗川の流路に接していて、舟持もいた(「播磨鑑」など)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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