砕動風(読み)サイドウフウ

デジタル大辞泉 「砕動風」の意味・読み・例文・類語

さいどう‐ふう【砕動風】

世阿弥が説いた、能における鬼の演じ方の一。形は鬼でも心は人間であるように演じること。身心に力を入れず、軽やかに細かく身を動かす。→力動風りきどうふう

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精選版 日本国語大辞典 「砕動風」の意味・読み・例文・類語

さいどう‐ふう【砕動風】

  1. 〘 名詞 〙 世阿彌が説いた能楽論の中で、鬼を演じる場合の演じ方の一つ外形は鬼をしていても、心は人間であるように演ずること。動作は軽やかにこまかく身を動かしはたらかせて演ずる。さいどう。〔二曲三体人形図(1421)〕

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