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能楽論 のうがくろん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

能楽論
のうがくろん

能に関する論書。能の大成者世阿弥が,父観阿弥遺訓に基づいて書いた『風姿花伝 (花伝書) 』 (1400~02頃) が最古のもの。その後世阿弥は『至花道』 (20) ,『能作者』 (23) ,『花鏡』 (24) ,『拾玉得花』 (28) ,『却来華』 (33) など 20部をこす能楽論を著わし,実践に基づくすぐれた芸術論を残した。世阿弥の後継者であった金春禅竹にも『六輪一露之記』 (56) ,『歌舞髄脳記』 (56) などがある。以後,室町時代末期から江戸時代初期にかけて多くの能楽論が書かれたが,いずれも専門的技術論で,精彩を欠く。なお,大蔵虎明の『わらんべ草』 (1663) のような狂言に関する論書も,広義の能楽書といえよう。

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デジタル大辞泉の解説

のうがく‐ろん【能楽論】

能楽に関する論。特に世阿弥が「風姿花伝」などで説いた論をいう。「花」の理論がその核心をなす。→11

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