硬化療法(読み)こうかりょうほう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「硬化療法」の意味・わかりやすい解説

硬化療法
こうかりょうほう

食道静脈瘤 (りゅう) に硬化剤を注入して,これを硬化させてしまう方法。硬化剤が入らなかった静脈瘤はそのまま残ってしまうので,数回の硬化療法を繰り返す必要があるが,65歳以上の高齢者肝障害が比較的強い患者過去に静脈瘤の出血がなく,静脈瘤もそれほどひどくない患者に予防的に治療する場合に行なわれる。かつては肝硬変の患者の3分の1は食道静脈瘤破裂による出血で死亡していたが,この硬化療法や手術療法進歩で,静脈瘤破裂による大量出血で死亡する患者は激減した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

フランスのパリで開催されるテニスの国際大会。1891年創設。ウィンブルドンテニス大会、全豪オープン、全米オープンとともに世界四大テニス選手権大会の一。四大会では唯一クレーコートで行われる。飛行家ローラ...

全仏オープンの用語解説を読む