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静脈瘤 じょうみゃくりゅう

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妊娠・子育て用語辞典の解説

じょうみゃくりゅう【静脈瘤】

血液が静脈内にたまって血管がふくらみ、こぶのようになってしまうこと。妊娠中はホルモンの影響や大きくなった子宮に静脈が圧迫され、できやすくなります。ふくらはぎ、外陰部のほか、肛門周辺もできやすい部位(痔も静脈瘤の一種です)。足を高くして休憩をとる、立ち仕事を続けないなど、予防対策も大切です。

出典|母子衛生研究会「赤ちゃん&子育てインフォ」指導/妊娠編:中林正雄(愛育病院院長)、子育て編:多田裕(東邦大学医学部名誉教授)
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デジタル大辞泉の解説

じょうみゃく‐りゅう〔ジヤウミヤクリウ〕【静脈×瘤】

静脈の一部の壁が異常に拡張し膨れあがっているもの。下肢に現れるものや、肝硬変の際に食道壁に生ずるものなどがある。

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百科事典マイペディアの解説

静脈瘤【じょうみゃくりゅう】

局所的に起こる静脈の拡張をいう。静脈圧の上昇や静脈血管壁圧の減弱,静脈硬化,静脈弁の障害などによって起こる。しばしば破裂して大出血を生じるほか,血栓や炎症を伴う。

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世界大百科事典 第2版の解説

じょうみゃくりゅう【静脈瘤 varicosity】

静脈瘤とは静脈が枝分れをし,曲がりくねって内腔が拡張する状態であるが,単に静脈瘤といえば下肢の表在皮静脈の静脈瘤を指す。下肢の静脈瘤は先天性の血管奇形,動静脈瘻(ろう),深部静脈の閉塞,骨盤腔内の腫瘤による深部静脈の圧迫,妊娠などの場合などにもみられるが,最も多いのは皮静脈の弁の機能が悪いために起こるものである。静脈は血液を心臓に送り返す役目をもち,弁によって血液の逆流を防ぎ,正常では血流は心臓方向への一方通行となっているが,生まれつき静脈壁が弱かったり,病気のために変化が起こったりすると,弁の機能が悪くなって完全に閉鎖しなくなり,立っているときに血液が重力によって逆流し,その結果,下肢の皮静脈は拡張し,長くなって曲がったりする。

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大辞林 第三版の解説

じょうみゃくりゅう【静脈瘤】

血行障害などのために静脈が一部拡張したもの。食道・直腸・下腿などに好発する。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

静脈瘤
じょうみゃくりゅう
varix

静脈の圧迫,閉鎖その他の原因で,静脈血流が阻害された場合に,静脈内腔の一部が異常に拡張した状態をいう。臨床上は,限局的に嚢状に拡張した静脈瘤と,広域にわたって静脈が拡張,怒張,蛇行する静脈拡張症とが並存することが多い。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

静脈瘤
じょうみゃくりゅう

静脈の怒張(異常な部分的拡張)をいい、皮下の静脈がつる状にくねくねと蛇行したり、円筒状や紡錘状、あるいは嚢(のう)状になったものをさす。下肢によくみられ、単に静脈瘤といえばこの下肢静脈瘤をさす場合が多い。ほかに食道静脈瘤や精索静脈瘤などがあり、痔核(じかく)(いぼ痔)もこの一種である。原因としては、先天性の静脈拡張をはじめ、深部静脈の血管閉塞(へいそく)や異常な内圧上昇によって皮下静脈が側副血行として拡張するもの、あるいは下肢静脈瘤のように静脈弁の機能不全によって静脈血の心臓方向への還流が妨げられるものもある。
 下肢静脈瘤は理髪師や調理師など長時間立ったまま働く職業の人、あるいは中年以降の女性や妊婦などに好発し、患肢の疼痛(とうつう)や疲れやすさを訴える。この状態が長時間続くと、慢性静脈血行不全となり、うっ血のため血栓性静脈炎をおこしやすく、ときにこの血栓が剥離(はくり)して肺に達し、重篤な肺塞栓をおこすことがある。下肢が長くて肥満した女性が多い欧米では、まれではない。反復する静脈炎のために潰瘍(かいよう)(静脈瘤性下腿(かたい)潰瘍)もみられる。治療としては、軽症の場合、足を高くあげて休んだり、サポートタイツやストッキングを用いるが、静脈瘤が高度で血栓性静脈炎を反復する場合は手術の適応となる。通常、流入静脈の高位結紮(けっさつ)と大・小伏在静脈の皮下抜去(皮下静脈抜去術stripping)が行われ、局所の静脈瘤切除を併用することが多い。[竹内慶治]

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