
(けつ)を立て、その霊を鎮めた。〔説文〕九下に碣を「特立するの石なり」とし、「東
に碣石山
り」と自然石と解するが、もと碑碣の意。墓表として立てるものをいう。棺を墓坑に下ろすとき、紐を
けるのに用いた石柱に、名姓をしるし、のち伝記・行状をしるした。記念碑的なものを碣という。
立〕碣 ヲトメイシ
(掲)kiatと
giat、また擧(挙)kiaは声義近く、掲挙・掲示の意がある。出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…また金文は殷以来鋳銘で陰文がほとんどであるが,まれに陽文もあり,さらに戦国末にはたがねによる線刻も行われるようになった。 石刻には碑,碣(けつ),墓誌,造象,磨崖(まがい)などがあるが,主要なものは碑,碣,墓誌の三つである。碑は本来は廟門に立てて犠牲をつないだり,墓所に立てて棺を縄で墓中につり下ろすときに用いられたものである。…
…碑身は扁平な板石で,文章を刻みつけるところ。頭部を半円形(円首)もしくは三角形(玉器の圭に似るので圭首という)につくり,前者を碣(けつ),後者を碑とよびわけることもある(碑碣(ひけつ))。円首では縁の円弧にそって凹線を刻み,これを暈(うん)という。…
…中国で文章を刻して記念とする立石の2形式。碣の方が古く,断面が円みを帯び上部に比べて下部の太い石を立て,その表面に文章を刻した。秦の始皇帝の刻石や高句麗の好太王陵の刻石がその実例。…
※「碣」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...